北条町地域エネルギー研究会第3回研究会概要
(ワーキンググループ調査結果報告)
日 時:平成14年7月17日 13:30〜
場 所:鳥取大学地域共同センター会議室
(中西委員)
今回は、第3回研究会ということで、ワーキンググループの報告会です。
○事業費シミュレーション、○前回宿題となっていた追加調査(先進地の設立意義、出資・融資状況など)の関係、
○北条町の公共性について、○北条町単独の収支状況、をワーキンググループが報告します。
【中西委員が先進地の追加調査(北海道恵山町)について説明】
(林委員)
恵山町の工事は、いつ頃の話か。
(中西委員)
平成14年1月の運用開始だから、これより2〜3年前の計画だと。平成11〜12年頃だと思います。
(委員長)
債務補償は、政策投資銀行ということだが、合併する前の北東公庫(北海道東北開発公庫)だと思う。平成12年
頃は、合併前の北東公庫と開銀とでは、条件が違っていた。実際第3セクターがおかしくなった時は、自治体が保
証できない。第3セクターの債務保証を自治体の財政が保証するという論理をどうするかということが問題となる。
全体の流れでいくと、どうしても公庫ということになる。実際、自治体は保証できない。
(中西委員)
実際自治体が債務保証はできないという話があったり、なかったりします。債務保証と損失補償と両方あって、法
律の方は、確か損失補償ができない、債務保証自体はできるような事を聞いたことがあります(実際は逆・・・・法人
に対する政府の財政援助の制限に関する法律)。
(委員長)
3セクがつぶれて普通銀行が債務保証しようというのはあるが、公的機関が保証するのは論理が中々難しい。
【続けて追加調査(新潟県上越市)について説明】
(委員長)
これで行くと、特別会計、売電収入があるわけですよね。そうすると支出ももちろんある。北条町の場合は、出資
をした後で収入・支出というのはできますかね。
(中西委員)
やり方によりけりだと思うが、3セクにした場合は、通常出資だけで終わってしまいます。収入の方は3セクが収
入しますので、あと、税金が入ってくればそれを町の収入としてもらえるかどうか、というところになると思う。
その辺の考え方をまとめてあるので、後ほど説明します。
(委員長)
「地球環境特別会計」って、すごくいい名前ですね。北条町で特別会計って今幾つありますか。
(中西委員)
数は正確には覚えていないが、国民健康保険の特別会計とか、普通どこでもあるようなものがあります。それ以外
の特殊なものというのはないと思います。
【中西委員が北条町の収支状況について説明】
(中西委員)
話が出たので、特別会計というものを考えてみたが、どちらかというと基金みたいなものを考えてみてはどうか、
と思います。例えば、「環境事業推進基金」というようなものを作って、そこに、町に入ってくる収入、例えば固
定資産税とか、配当金とか、法人税とか、入ってきた収入は環境事業推進基金に積み立てますと。で、積み立てた
金額から取り崩しをして出資金とか用地購入とかに使う。もし余りがあれば、環境の推進に関わる事業、独自の事
業に充てていったら面白いんじゃないかと考えている。
(委員長)
これはいいですね。特別会計より基金の方がいい。
(中西委員)
政策アピールとしては、基金の方がいいような気がします。
(委員長)
当初北条は財源がないですが、当初は借入をするんですね。基金の元本ではなくて。
(中西委員)
元本とするよりは、今4億5千万円くらい財政調整基金があって、当初は税収とか入ってきませんから、出資とか
用地購入に充てるために3億くらい借入をして税収があがってきたら、例えば10年なりで均等償還するというよ
うな形でやったら、町としての収支状況が明確になるのではないか。
(委員長)
それでペイしますか。
(中西委員)
ペイするかどうかというのが資料の4,5ページにあります。
【中西委員が北条町の収支状況(環境推進基金の状況)NO1、NO2について説明】
(中西委員)
只、この前提となっているのが澤さん、加藤さん(ワーキングメンバー)の方でやっていただいているシミュレー
ションです。これは昨日時点で完全に決まっていなかったものですから、借置きなんですが、2通りのパターンを
作ってみておりまして、NO1の方はペイします。結論としては、18年終わった後で3億1千5百万円の剰余とい
う形なんですが、収入の方でみると、固定資産税が段々減価償却していくので減っていきます。が、18年間で6
億4千万円入ってきます。昨日の段階では配当金無しということだったので、ゼロにしているが、住民税が10年
度からちょっとずつ入ってきて、全部で2千1百万円で、財政調整基金からの借入れは、一時的なものです。支出
の方は、出資金1億5千4百万円を最初に出すのと、用地購入で1億9千2百万円出します。これに最初の支出、
あと、財政調整基金を10年間で3千5百万円ずつ程返していくと、2年目からちょっとずつ収支が黒になって、
最終的には3億1千5百万円の利益がでます。只、ここでの問題は、用地購入費が前回のシミュレーションで平米
あたり単価2,000円ということだったんですが、実は色々な近隣の事業での用地買収の話を聞いてみると、2,
000円ではどうも買えない。実際はその5倍の1万円くらいのようである。これを実態に合わせてはじいてみた
のが、次のNO2です。これは、変えた部分は1点だけ。用地購入2,000円を1万円とした。最初に購入してしま
うとしてそれで計算すると、9億6千万円ですので、できなくなってしまう。
(委員長)
これは、借りるということですか。
(中西委員)
借りるということです。借りないと、一時に買うというのは、町の財政体力から言って、不可能だと思う。だから、
借上げるしかない、ということで、年間3千9百万円の借り上げ料を払っていくとどうなるかと。こうすると、ずっ
と赤字のままということです。
(委員長)
どっちが実態に近いんですか。
(中西委員)
多分NO2の方が最近の用地の単価から言うと近いんじゃないか。前提として、ローター直径の部分は全て買い取ると
して、1基当たり80m×80m=6,400uの部分の用地を借上げるなりで確保します。
(委員長)
答えは出てないということですか。
(中西委員)
そうですね。
(委員長)
シミュレーションしたのはいいけれども、答えは出てないと。何かアイデアは。
(中西委員)
やり方としては、何とか用地確保の面積を少なくするというやり方があるのかなと。もしくは、実際借上げるにして
も畑地が殆どなので、耕作を認めて、その部分で若干でも借り上げ料を少なくしてもらうしかないかなと。
(谷口委員)
中電は、鉄塔敷は買うが、送電線の部分は買わない。タダで借りるとか、地役権を設定して所有権価格の25%位で、
その場合でも構造軸部分の面積だけ買って、あとはタダか、地役権みたいなものでやっていると思う。
(澤メンバー)
基礎部分だけ買って、後は、こういうものが回りますよ、と許可だけ得るという話しですね。
(委員長)
実態的な話しで、電線が上を通っているようなら地役権でも良いが、プロペラがぐるぐる回っているというのは、地
役権として納得してもらえるかどうか。ぐるぐる回っている下で農作業とか他の事ができますか。
(中西委員)
それは可能だと思います。但し、日照の問題がある。ある程度補償が必要となるかも知れません。
(委員長)
基礎の部分は買うなり、借りるなりして、回りの部分は地役権という形でやれば、大分違ってきますね。
(中西委員)
大分違ってきます。
(委員長)
これは、第3セクターに土地を貸すわけですね。そこの収入はどうする訳ですか。
(中西委員)
そこは計算してないです。とりあえず無償で、ということにしてしまっています。
(委員長)
3セクの体力にもよるけど、場合によれば、少しもらっても良いわけですね。
(中西委員)
そうですね。賃借料なりを。
(委員長)
とりあえず又考える余地がある、というのと、やっぱり財政調整基金からは借入れなければダメですか。初期元本と
いう形で進めていくというのはいけない?
(中西委員)
それは可能だと思います。その部分、1億円なりの公共性をどうやって見出すか、という所ですね。
(委員長)
それは理屈の問題ですか。
(中西委員)
そうですね。但し、これは町だけの収支状況ですから、その分だけ環境事業推進基金の残高1億円が確保されるとい
う事ですね。
(林委員)
今、風力発電は用地購入したら成り立たたん、ということになってるんですよ。借り上げ料が3千9百万円なんて、
風力発電そのものをやめた方がいい。
(委員長)
だから、周りの部分を地役権にできないか、という話だ。収入には、環境メリットに関する予算が入っていないが、
そのために1億円を入れて、時々イベントやって吐き出して、活性化しないといけない。そうすると、風力発電のた
めのお金だけではないということで、理解も得られやすいのでは。
(中西委員)
元々資料3ページで書いているが、基金は何に使うかということで、1つは風力発電事業に必要な経費という事で、
出資金、あと、町民の地域エネルギー推進に要する経費、例えば新エネルギー導入のための補助制度、それ以外の色
々な環境事業、新規施策など。
(委員長)
次に町のマスタープラン、町がどういう方向でいくのかということですが。
【中西委員が地域エネルギーのまちづくりにおける位置づけを資料説明】
(委員長)
風が吹けば、桶屋が儲かるということをどこまでやるか。
(中西委員)
税収があがったら、基準財政収入額に入ってきてしまうので、自動的に交付税は減らされます。入ってきた額をその
ままではなくて、75%くらい。もうちょっとすると、70〜60%くらいに減る。
(委員長)
丸々入れると、実は町の財政全体としては、赤字になるのでは。
(中西委員)
そこまでは考えてなかった。自治省から足を引っ張られるということはないと思うが、税収をそのまま入れると交付
税が減らされるのに、基金に積み立てるのはおかしいんじゃないかと言われる可能性はある。それはそれで、環境推
進のためだと言えるのではないか。
(委員長)
単に積み立てが、債務の返済だけでないことをはっきりさせておけばよい。
【中西委員から、NEDOの債務補償制度の資料について紹介】
(中西委員)
内容については特にないが、もしこれができれば、町が債務保証しなくて良い。合銀や鳥銀の債務保証の実態につい
ても確認を要する。
【加藤メンバーが前回指摘のあった点等を訂正後のシミュレーションについて説明】
(加藤メンバー)
本日ご都合により欠席の坂梨委員から、このシミュレーションについてご意見を頂いております。まず、事業計画に
ついて、中国電力の契約に基づいた方が良いのではという指摘があった。減価償却期間も同様。NEDOの補助も、「RP
S制度」が導入されれば、なくなるという事だった。それらを踏まえ、金額等、前回と変更。中電との契約期間が17
年ということで、事業期間を前回の20年から17年とした。減価償却も20年としていたが、確認したら、17年と
いうことだった。NEDOの補助について、「RPS制度」が導入されれば補助は無くなるが、NEDOに問い合わせたところ、
とりあえず来年度は補助を継続するということで、そこは変えていない。前回よりも建設費が増えたため、事業費が増
えている。送電線は、1kmあたり1億という計算だったが、埋設の方が良いという指摘が中西委員からあり、埋設と
したため、1kmあたり2億円×6km=12億円となった。
(中西委員)
埋設としたのは、1つは景観の問題。あとは道路敷を使えるという理由です。鉄塔にするにしても、土地を買わないと
いけない。景観形成地区だということで、埋設の方がよいと考えた。国交省に聞いたところ、特別高圧線を埋設するこ
と自体は、許可できるということだった。
(林委員)
送電線に12億もかかると、事業として成り立たない。別の事業で送電線を引くことを考えなければならないのではな
いか。
(委員長)
シミュレーションについて、坂梨委員からメールでご意見をいただいたものを皆さんにお配りします。
【メール内容に出てくる、「RPS制度」について林委員が説明】
(林委員)
風力発電というのは、クリーンエネルギーだが、火力発電や原子力発電に対抗するため、kW/h当たり5円位で証券を
発行して、それを企業や個人が買うことによって、環境に配慮した企業とかいうイメージでプラス面になる。それが「
RPS制度」。現在企業としては東京電力が行っているが、今度は経済産業省が行う。これをやると風力発電が火力や原子
力と対等になるので、NEDOの補助がなくなる、ということだと思う。
【加藤メンバーが続けて説明】
(杉田委員)
民間長期借入金で、今の金利で6%というのはないのではないか。
(委員長)
4%くらいが適当ではないか。この「日本政策投資銀行」、「中小企業金融公庫」、「民間長期借入金」の3つ同時に
組み入れられますか。
(林委員)
金利や融資条件について、聞くのは町が良いかどうか。
(中西委員)
町でしてみます。
【加藤メンバーが続けて説明】
(杉田委員)
基本収支の表中の「短期借入金」はどこから出てくるのですか。
(澤メンバー)
全部の収支の足りない分は、全て短期借入金から補填するということになっている。
(杉田委員)
ここにシワ寄を持ってくるということか。
(澤メンバー)
収入と、借金の返済等々、税金を払ったりとか、そういうものを引いた足りない分が、全てこの短期借入金でまかなわ
れるということ。
(杉田委員)
それと、減価償却の対象となる資産の金額がどーんと増えてしまったりする訳ですが、減価償却は普通プラスに働くの
だが、総額として、何がマイナス要因となったのか。
(加藤メンバー)
事業期間を17年に設定したということと、送電線の金額が6億から12億になったことが要因。
(杉田委員)
期間が短くなった上に、送電線分の負担が大きくなったから、利益は圧縮されて、そこからスタートしているからプラ
スマイナスで、短期借入金から補填しないと資金繰りに困ると。で、支払い利息のレートは平均何%できているんです
か。長期借入金の利息を6%にしてあるからかなりの負担で出てくる。資金調達額から考えると、キャッシュフローが
大幅な赤字となってしまうのは仕方がないことだと思う。そこをもう一度計算し直せば、資金余剰が浮いてくるのでは
ないか。
(中西委員)
今、借入金の支払い利息の計算は、それぞれの借入先ごとの条件を入れて、個別に計算していると思います。
(杉田委員)
結局、6億の送電線の分がネックということか。
(澤メンバー)
今ある6600Vに繋げられるのは、2M(2000kW)まで。
(林委員)
1台1500kWだから、1台で終わってしまう。
(澤メンバー)
発電機1基を1発電所と考えることができれば、6600Vに繋げられるかも知れないが、それにしても、容量オーバー
になってしまう。
(委員長)
シミュレーションのケース2は何か。
(加藤メンバー)
発電機の違いです。
(澤メンバー)
発電機1基を1発電所とカウントできたら2基やってもいいと思う。実際に紫雲寺町(新潟県)あたりでは、750kW
4基を6600Vに繋いでいる。北条町の2,000世帯を全てまかなうとすれば、大体6MW(6000kW)くらいの発
電機でいけるので、1500kWが4基もしかしたら建てられるのかも知れないが、中電がそこまでの容量を現在の送電
線に用意しているのかどうか。一応、中電は、発電機は2000kWまで、それを超えたら66kV(66000V)に繋
いで下さいということになっている。
(委員長)
まとめると、事業期間が17年になると、1500kWの場合のシミュレーションで17年目がマイナス55(百万円)
だが、その前のマイナス352、更にその前のマイナス614よりは、ぐっと良くなっているという具合にも解釈できる。
この前のシミュレーションはあまりに良過ぎるので、心配していたが、こういうのを見ると安心する。厳しいのは厳しい
が、決定的に厳しいということではない。契約を延ばした場合、大体3億くらいのキャッシュフローが出るのか。
(澤、加藤メンバー)
売電価格と契約が変わるかも知れないということで、17年にしている。
(委員長)
そうだけど、延ばした場合に、そうすると18年目には貯金ができるということだ。それで、これはやっぱりキツイね、
ということかどうか。とすれば、6億を減らさなければならない。町が6億負担して、一挙に何とかやっていくというの
が1つ。もう1つの道は、とりあえず4基からやって様子を見て、この場合には4基と15基の差がそれ以上に大きけれ
ば、損する訳ですね。これを見るとギリギリな訳ですね。
(林委員)
こんな突拍子もないことを言うと北条町が怒るかも知れないが、4基作っておいてうまく行ったら大栄町を巻き込んで大
栄町にも負担させて30基建てると。
(杉田委員)
リスクを考えると、3基くらいで、送電線に繋げられるところから始めた方が、町民としても賛成できるという気がする。
将来的に市町村合併という話しが必ず来てしまうので、合併した時は、各市町村で風力発電に対する負担金を拠出しても
らうことにし、ウインドファームはその時点で考えた方が良いのではないか。
(岩木委員)
今度は4基くらいのシミュレーションを作ってみないといけない。
(委員長)
今までのご意見で、とりあえず4基でスタートして、収支の問題など色んな面で前向きに位置づけられませんか。
(林委員)
2基になるかも知れないし、中電に聞いてみる必要がある。
(中西委員)
詳しくは、広島の方になる。
(林委員)
なるべく繋げられる容量の大きいような交渉を進めないと。
(委員長)
初めから本数を多くする予定で、段階的に増やしていって、色々と検討すると。
その場合の設置方式はどうするのか。
(中西委員)
4基でも、3セクで行う。テストケースではない、ということで。あと、建設の関係で、地質があまり良くないという話
しがあり、砂地で中々支持層が現れなくて、相当長い基礎をしなければいけないのではないかという心配がある。その部
分はどうなっているか。
(澤メンバー)
その部分は、シミュレーションでは特に反映していない。コンサル会社に頼んで調査することを本気で考えないと、難し
いのではないか。データによると、支持層まで50mあり、30mを越えると金がかかり過ぎて、杭打ち自体を止めた方
がいいという話しもある。もっと大きな基礎にするとか、色々方法はある。技術的にコストが安くなる方法も含めて、コ
ンサルに頼んだ方が良いのではないか。
(岩木委員)
今のところ、その部分はシミュレーションに入っていないのか。
(加藤メンバー)
1基1億円ということで、入っています。
(委員長)
コンサルに頼むとすれば、どれ位かかる?
(澤メンバー)
数千万円かかります。
(谷口委員)
先進地で、同じようなところの地質の調査はないのか。
(澤メンバー)
紫雲寺町(新潟県)や恵山町(北海道)のデータがあるが、14〜15mで支持層に到達するため、比較にならない。久
居市(三重県)は、クイ無しの基礎で1000トンの基礎を打ったと書いてあるので、大体似たような感じかもしれない。
大きな基礎を入れて、それに乗せれば何とかなるかも知れない。
(澤メンバー)
コンサルに頼むと、ボーリングからかかると思う。
(岩木委員)
ボーリングデータをとって、それと近い所のものを見せてもらえば、大体概算ははじけると思う。
(中西委員)
付近の地質データは、すでに国土交通省からもらってきている。
(委員長)
町がやると大げさになる、というなら、大学の学術調査としてやっても良い。
(林委員)
1500kWを4基で行くか、3基か、2基か、というのを中電に聞かないといけない。そうすると、工賃が聞ける。
(宮内委員)
NEDOの補助制度の話しだが、1/3補助ではなく、1/2補助ではないか。
(中西委員)
取り寄せた資料が1/3補助となっていた。
(宮内委員)
5000kW以下で町出資50%以上なら、1/2補助になる。
(林委員)
そういう意味では、第1期、第2期、第3期くらいに考えて、補助率を考えて、次は考え直してと、状況に応じてやって
いくしかない。
(委員長)
段々先が見えてきた。やはり北条町のいろんな事を考えて、町の端から端まで15基というよりは、4基くらいから始め
た方が、いろんな意味でいいですね。
(中西委員)
そうですね。その方が、今時点では現実的だと。
(委員長)
では、そういうことで、シミュレーションをし直してください。次回の研究会では、今回の内容を全部出しましょう。
(中西委員)
今回の宿題としては、@民間の融資条件を固めるA基礎の概算、それができたら大体良いですね。
(委員長)
入札はいつか?
(中西委員)
入札自体は、来年4月。
(委員長)
9月というのは?
(中西委員)
入札の前段で事業者が概算をはじくために、中電側にどれだけの負担金を払わなければならないのか、というのを計算し
てもらうために、事業者がこういった計画を持っているというのを中電に知らせるのが9月。系統に繋ぐにあたって中電
が自分の所の施設を改修しなければならないので、それにかかる負担金が幾らかかるのかというのを9月に申込して、2
〜3ヶ月で返事が返ってくる。それ自体は余り大きな金ではなく、余り気にしなくていいと思う。
(林委員)
中国活性化センター(中電の外郭団体)からの補助金もあると思うので、中西さんの方でお願いします。
(委員長)
今日は大変実りある会をありがとうございました。
次回研究会:9月3日(火)9:30〜鳥取大学地域共同研究センター
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7月17日研究会内容
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