(目的)

第1条　この規則は、国民健康保険法(昭和33年法律第192号)に規定する国民健康保険被保険者(以下「被保険者」という。)に同法第57条の2の規定による高額療養費の支払のための資金を貸し付けることにより、被保険者の福祉の向上に寄与することを目的とする。

(貸付対象者)

第2条　資金の貸付けを受けることができる者は、高額療養費の支給を受ける者で、次に該当する者でなければならない。ただし、第3号の規定については、町長が特に必要と認める場合に限る。

(貸付金の額)

第3条　貸付対象者が、受けることができる貸付金の額は、高額療養費支給見込額の10分の9に相当する額以内とする。

(貸付金の利息及び貸付期間)

第4条　貸付金の利息は、無利息とする。

(貸付金の申請)

第5条　資金の貸付けを申請しようとする者(以下「申請者」という。)は、国民健康保険高額療養費資金貸付申請書(様式第1号)に、次に掲げる書類を添付して町長に申請しなければならない。

(貸付けの決定)

第6条　町長は、前条第1項の規定により資金の貸付けの申請があったときは、その内容を審査して適否を決定し、国民健康保険高額療養費資金貸付決定通知書(様式第2号)により通知する。

(資金の貸付け)

第7条　資金の貸付けは、北栄町出納室の窓口で現金払い又は金融機関への振込みとする。ただし、特別の理由があると認められるときは、町長が適当と認める方法により行うものとする。

(借用証書等の提出)

第8条　第6条の規定による貸付けの決定通知を受けた者は、国民健康保険高額療養費資金貸付借用証書(様式第3号)に北栄町国民健康保険高額療養費給付の受領に係る委任状(様式第4号)の書類を添えて町長に提出しなければならない。

(貸付資金の償還)

第9条　資金の貸付けを受けた者(以下「借受者」という。)は、貸付けを受けた資金(以下「貸付資金」という。)を当該借受者に対して支給される高額療養費の支給日に一括償還しなければならない。

(貸付資金の受領等の通知)

第10条　町長は、前条第2項の規定により償還金を受領したときは、国民健康保険高額療養費資金貸付金領収通知書(様式第5号)により、資金の貸付けを受けた者(以下「借受者」という。)に通知するものとする。この場合において、前条第3項の規定により借受者に返還する額があるとき、又は借受者が償還しなければならない額があるときは、その額とその旨を通知するものとする。

(繰上償還)

第11条　前条の規定にかかわらず、借受者は、次に該当するときは、貸付金の残金を全額償還しなければならない。

(届出の義務)

第12条　借受者は、氏名又は住所等に変更を生じたときは、速やかに国民健康保険高額療養費資金借受者状況変更届(様式第6号)を町長に提出しなければならない。

(その他)

第13条　この規則に定めるもののほか、必要な事項は、町長が別に定める。