(趣旨)

第1条　この要綱は、北栄町公共下水道条例施行規則(平成17年北栄町規則第101号。以下「規則」という。)第5条第3項の規定に基づき、ディスポーザ排水処理システムの取扱いについて必要な事項を定めることにより、システムの適切な使用及び維持管理の確保等を図ることを目的とする。

(用語の定義)

第2条　この要綱において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。

(設置機種)

第3条　設置するシステムは、公益社団法人日本下水道協会(以下、「下水道協会」という。)の定める「下水道のためのディスポーザ排水処理システム性能基準(案)」(平成25年3月)に従い下水道協会の製品認証を受けたものでなければならない。なお、厨芥を粉砕するディスポーザ部位のみでの設置、又は配管等の改造をしてはならない。

(システムの申請)

第4条　システムを新設、増設又は改築(以下「新設等」という。)しようとする者は、規則第5条に基づき申請しなければならない。また、システムを撤去しようとする者は、規則第5条に基づき申請し、適正にシステムを撤去しなければならない。

(維持管理)

第5条　使用者又は管理組合等は、設置したシステムの性能を保持するため、維持管理に関して前条第2項第1号の計画書に基づき適正な管理をしなければならない。

(資料の保管及び提出)

第6条　使用者又は管理組合等は、設置したシステムについての維持管理に関する資料等を3年間保管しなければならない。

(立入調査等)

第7条　町長は、下水道法(昭和33年法律第79号)第13条に基づき、使用者又は管理組合等に対して立入調査を行うことができる。

(使用者又は管理組合等の義務の継承等)

第8条　システムの設置された建築物を譲渡又は貸し付けるときは、この建築物の譲受人等は、この要綱で定める使用者又は管理組合等の義務を継承する。

(メーカー及び販売店の責務)

第9条　メーカー及び販売店は、システムを販売するときは、第7条第1項に規定する者又は使用者に対し、この要綱に掲げる事項を遵守する責務があることを説明し、その理解を得るよう努めなければならない。