風車の建設によって環境に影響があるものは、主に電波、騒音、生態系です。

それぞれについて、事前の影響調査を行っています。

 

【電波障害】

  建設予定地周辺のほとんどの家屋がCATVに加入している状況であり、周辺に到来するテレビ電波の伝搬状況に変化が生じても、テレビ電波受信への影響はほぼ無いという結果でした。

   事前調査結果詳細

 

【騒  音】

  風力発電施設を中心として地上での風車以外の音との合成騒音レベルを予測しています。

  その結果、近傍の民家付近で約44dB(A)レベルまで減衰され、全ての地点において環境基準目標値を満たす結果となっています。

   事前調査結果詳細

 

【生態系】

  文献およびヒアリング調査の結果、計画地周辺は渡り鳥の通過ルートになっているという情報が得られ、特に、風車の存在によるこれら渡り鳥の飛行ルートへの影響が考えられます。そのため、建設工事に先駆けて、年間を通した鳥類の詳細な実態調査を行い、更なる影響検討を行った上で事業実施の是非を判断し、重大な影響が及ぶと判断された場合を除き、多少の影響が考えられた場合でも何らかの環境保全対策を講じることにより、実行可能な範囲内で、生態系に与える影響を検討していくべきという結果が事前調査で得られました。このため、平成15年6月から、通年での鳥類の調査を行っています。

   事前調査結果詳細